タニタ体組成計RD-910のレビュー

ダイエットをしようと考えたのが2019年の年末頃、当時の体重が確か66kg超でした。今は、今朝時点で59.1kgです。

 

体重計、体組成計の類は、ダイエット開始当時は、型番は覚えていませんがオムロンのもの(スマホ連係なし)→2021年1月にGifortの3,000円ほどのスマホ連携のもの→それがたかだか半年ほどで壊れて、2021年9月にXiaomiのMi 体組成計2を購入→2021年12月中旬にRD-910購入という流れです。

 

RD-910のレビューを中心に、Mi 体組成計2とも比較をしながらレビューします。手短に言えばMi 体組成計2にはちょっとがっかり、RD-910には大変満足しています。

 

体組成計の満足度としてはやはり計測項目、精度、アプリの3つが大事だと思います。

 

 

 

計測項目

 

基本的に不満はありません。Mi 体組成計2では計測できてタニタのRD-910で測れないのが「タンパク質」と「ボディスコア」の2点です。「ボディスコア」はXiaomiが独自に推定する100点満点のスコアで、自分の場合93から97の間でした。「タンパク質」が何故タニタの計測項目に含まれていないのか、その理由はわかりませんが、メーカーに好意的に想像するならば、現状の技術では十分な精度では推定できないということかもしれません。

 

逆にMi 体組成計2では計測できないがRD-910では計測できるアイテムとして、「筋肉スコア」と「筋質」があります。タニタの体組成計のなかでも「デュアルスキャン」の機種のみ、この「筋肉の質」というのを推定できます。これは文字通り「質」であって、筋肉の量ではありません。「筋肉スコア」は単に身長比で筋肉の量を示すだけの数値です。

 

www.tanita.co.jp

 

精度

 

前の前のものは壊れてスマホと接続できなくなったために買い替えたのですが、Mi 体組成計2は別に壊れてなく、精度に不安、疑問があったため、少し悩みましたがタニタを買いました。

 

結論としては、タニタを正とするならば、Mi 体組成計2は体脂肪率が約3%上、それに伴って筋肉量は減少となります。内臓脂肪レベルもタニタを正とするとMi 体組成計2は1から1.5ぐらい高く出ます。基礎代謝量もタニタと比べると下に出ます。

 

私はもともと運動するタイプではなく、また、正直貧相な体つき、そこに加えて2年前当時は下腹部が気になっているような体型でしたが、2020年3月頃から自転車にかなり乗り、また、今年の8月中旬からはランニングも始めたなかで、Mi 体組成計2の数値では「基礎代謝がかなり低い」のが気になってました。(タニタは「多い」と評価します。)

 

また、オムロン比でGifortの示す体脂肪率が約3%上、Mi 体組成計2がGifortと同じ水準だったわけで、この数値も不安に思ってましたが、案の定タニタにしたところ約3%下になりました。

 

どちらが正しいと断定はできないのですが、体脂肪率について、タニタオムロンがほぼ同じ水準、GifortとMi 体組成計2はその3%上ということで、タニタのほうが正しいと勝手に判断しました。そこで、「正しい結果」(と思っているもの)が出ているので、タニタを買ってよかったと思っています。

 

タニタの体組成計の中でも、このモデルより更に上のものは部位別の計測などができるわけですが、おそらく体脂肪率等の計測については、タニタの市販モデルの中ではこのRD-910も最高レベルの商品なのだと思います。

 

あと、Mi 体組成計2はまれに異常値が出て、数分後に測り直すともとに戻ると言った感じでしたが、RD-910は半月ぐらい使っていて、そういう異常値は出てません。逆に異常値だと思ってその後3回ぐらい測り直しても同じ水準の結果が出続けました。

 

アプリ

 

アプリはどちらもよいです。Mi 体組成計2の場合、Mi Fitを使います。私はMi Band4も使っているのですが、同じアプリで統合管理されるのが便利です。タニタのアプリ(HealthPlanet)もタニタ製品を統合管理しているようですが、他にタニタの製品を使う予定がありません。

 

Mi Fitのほうがすぐれているのは、各計測値について分布を示す機能です。HealthPlanetにこの機能はありません。あと、今スクリーンショットをとって気づきましたが、Mi Fitは早くもAndroid12の「スクロールスクリーンショット」にアプリとして対応していますね。

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計測値と分布



あと、体重と(体脂肪率ではなく)体脂肪の数値の推移を出してくれるのですが、走った後に「体重が1kg減って、脂肪が700g減った」といったことなどがわかるのがうれしいです。

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体重と体脂肪の推移

 

一方でMi Fitではなぜか(上記の体重と体脂肪の推移とは別機能の)グラフ機能で、「体重」と「体脂肪率」しか表示できません。上記の「体重と体脂肪の推移」は直近14日のグラフですが、この別機能のグラフは計測開始まで遡ることができます。

 

あと、Mi Fitのこの別機能のグラフは「1回測った」ごとにグラフがプロットされます。1日に10回走ると「10の時点」が等間隔でグラフになります。逆にHealthPlanetがすぐれているのは、計測「時点」を加味して、たとえば1日に10回測ってもその10回分が「同じ1日」の間隔でプロットされる点です。

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Mi Fit

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HealthPlanet

 

その他

 

アマゾンのレビューなどでも記載がありますが、Mi 体組成計2は縦置きで保管していると、床においたあと、一旦ちょこんと乗らないと数値が正しく出ないので、毎回ちょこんと乗って、その結果が消えるのを待って、もう一回ちょこんと乗って、といった「儀式」が必要でした。RD-910は説明書によれば「アプリから起動」すればそういう縦置きによる誤差もないのだそうです。