ランニング、マラソン関係の本は相当チェックをしています。Kindleの「ライブラリ」でランニング関係の本をひとまとめにしていますが、今見たら32冊ありました。
その中で掲題の本のレビューです。
実は私自身、初期は「みやすのんき理論」を中心にしつつ、最近(昨シーズン)から一部変更しています。そのみやすのんきさんのマラソン関係の本の一冊目がこちらになります。
まずは、ご本人が(確か2冊めで)書いていますが「いきなり速くなっている」のはそのとおりだなと思います。
ご本人は確か「いきなり速くなっている」について「どうすれば4時間を切れるのかが知りたいんだよ」といったレビューを例に挙げていたと思います。確かに、Twitterなどで見ていると何年もそれなりに練習しても4時間切れていない人も結構いるみたいですね。
ただ、私の場合そこではなく、4時間を切ってから3時間を切るまでが早いなと。
みやすのんきさんが初めてサブ3を達成した頃のご年齢と今の自分の年齢がほぼ等しく、「おみそ」だったのも同じですが、自分もそれなりに努力しているつもりですが「いきなりこんな速くなるの?」という感じがしています。年齢、おみそ以外に、体重で言えば私はみやすのんきさんほど太ってはいなかったのと、今は同じぐらい軽いので、それでもこれで3時間か、と、これは驚きでもありますが。
あと、この本で「(従来の)常識を否定」しているところが結構売りなんですが、マラソンについては(ほぼほぼ誰もが意見が一致するポイントもありますが)そうではないことが多々出てきます。
一例として(本の内容と関係ありませんが)LSDについては「必須」という人から「やったほうがいい」、「やってもいい」、「やらないほうがいい」まで指導者クラスでもかなり意見が分かれます。
ということで、結局「その人(ランナー)次第」な要因がいくつも出てくるので、初心者の方は様々な意見を取捨選択する必要が出てきます。(上記の例で言えばLSDをやるか否か)
あるいはこの本ではフォアフットはかなり否定的に書かれていて「フラットがよい」とされていますが、後日出した本ではご本人がフォアフットに移行しているんですね。これはもちろん、色々と試された中で意見が変わったということでなんら否定することではないのですが、この本を最初に読まれた方はそのへんも念頭にいれるといいと思います。
といったことも踏まえて読む分には、初心者の方にオススメだと思います。