チャートの活用 - なぜチャートが必要か

以前書いた記事でこういうことを書いていますが、この2点について順番に書こうと思います。今日は1点目のためにチャートの話を書きます。

(私は航空の専門家ではなく、あくまでもゲームを楽しむ情報としてお読みください。)

 

この本の1章に記載の内容をそのままプレイするとシアトルでは着陸ができますが、他の空港だとだめだと思います。(ILSの仕組みを学ばないといけません。)

MSFS2020の本 (旅客機で飛ぶ Microsoft Flight Simulator 2020 コース攻略テクニック) - struggling-manのブログ

 

この本だけでは「CJ4でILS着陸をする方法」はわからないのです。

MSFS2020の本 (旅客機で飛ぶ Microsoft Flight Simulator 2020 コース攻略テクニック) - struggling-manのブログ

 

ILSの仕組みを細かく説明することは避けますが、ILSがある空港では、縦方向(上下)と横方向(左右)について、一定のエリアに電波を流しています。下の国交省の資料を見るとイメージがつくと思います。

https://www.mlit.go.jp/common/001264274.pdf

 

つまり、「一定の距離(受信可能距離)」にいるだけではILSをつかむことはできず、この縦方向、横方向について「一定の位置」にいないとILSをつかむことはできません。ここではILSと書いていますが正確にはLOC(横方向)とGS(縦方向)があり、たとえばLOCはつかむが(高度が高すぎる、あるいは低すぎることにより)GSをつかまないといったことも起こります。

 

先日の記事で「シアトルでは着陸ができますが、他の空港だとだめ」と書いたのは、本の説明で「この辺でコースを変えて方位はこれぐらい」、「高度これぐらい」といった指示を守れば「一定の位置」にたどりつけますが、「一定の位置」を知る方法は書かれていないのです。

 

この「一定の位置」、これは空港からの方角と高さを指しますが、それを知る必要があります。そのために使うのがチャートです。

 

チャートの入手法ですが、基本的に各国の航空関係の機関が公表しているようですが、日本だとAISというサイトが該当します。AISでチャートをとる方法はいろいろとWebサイトに説明があると思います。費用はかかりません。

 

ほか、SkyVectorというサイトがあります。IDなしでもチャートはとれますが、試した限り、北米の空港などはチャートがとれますが、日本や欧州はダメそうですね。下はサンフランシスコ国際空港の例で、このように空港にマウスをかざすだけでチャートが出てきます。

 

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SkyVector

私は日本の場合は上記AIS、北米の場合はSkyVector、それ以外の場合は空港のICAO + chartsでぐぐったりしています。

 

他に有料サイトで、チャートがとれるのみならず、その情報をMSFS2020のプレイ画面に出すことができるサービスがあります。